心の中

私の妊娠経験を書いてます。「初めに」をご一読下さい。

季節外れの寒さ

こんな寒くて雨もたくさん降ってるなか、「人工妊娠中絶同意書」なんかもらって帰ってきて
お腹から追い出すためのお金おろしてきて、何なんだろう

16週目の検診が気になったから
医院長先生に、「そのときの向きで腎臓が写らなければ分からないですよね」って、聞いて
見るひとや機械の精密さでも違いますよね、って聞いて
「その通りです」と肯定されたので、この1ヶ月の千春の苦しみは検診で「見なかった」せいで生じたものではないのだなと、思えました
見えないから、何も言わなかったのだろうと。


基本的に入院時に付き添いができないようで
(これは当初、大部屋の予定だったからできなかったようです)

一人ぼっちで千春とバイバイするのかと思うと
母親のくせにどうしようもなく不安です
帰りもからっぽのお腹でバスに揺られて帰るのか
いなくなっちゃった生活、そこからとても頑張れるとは思えない
日常生活に追われて時と共に傷を癒す方法はできない、日常生活にこそお腹の赤ちゃんとの思い出があるから。

私の頭の中は、この手術を終えられるのかという怖さと、お腹でポコポコ動いているこの子のこれからを、堂々巡りの思考でしめている。
これからなんてあるようでなくて、最善なんてものもなくて、本当にぐるぐるぐるぐるしている。