心の中

私の妊娠経験を書いてます。「初めに」をご一読下さい。

20週目までの生活(千春⑥)

16週目の検診が終わり、私が落としていたアプリにも「安定期」の文字が表示されるようになった。
つわりもなくなった。
その代わり、初産にしては早いけど、15と16週にポコ!という小さな小さな胎動を2回だけ感じた。

待ちに待った安定期です。
やっと義母と友達に報告できる。
義母とは早まって千秋の心拍確認後に報告した際に、「安定期に入ったら、水天宮さまのところに行こう」と約束していました。
みんなの都合上、1ヶ月後に行くことになりました。
友達は、何だかんだ2人目の出産お祝いが遅れてしまったので、お祝いを持って遊びに行きました。

安定期でも出産まで何があるか分からないんだ、ということを義母にも父にも言いました。

今年の正月、父が買ってプレゼントしてくれた安産祈願のお守りは、いつも身近に持っていました。
アサリを前より食べるようにして、牛乳も毎日飲んで、昔みたいに朝ごはんを菓子パンで済ますこともやめ、おやつも小さいチョコを1日2個とか、糖分を減らして野菜をより多く摂るようにしました。

花粉症がつらいので、基本的に引きこもっていましたが、雨上がりの晴れの日以外で買い物で外出するときは、わざと遠回りしてスーパーに行きました。
ごみ捨ての日は、出勤する夫に駅までついていって散歩しました。

安定期だからといって、何があるか分からない

嫌なことばかり考えるのは胎教によくない

だからベビーグッズは再来月あたりからゆるゆる揃えよう。パンフレットに赤丸をつけて、目星をつけて。
来年の今頃は自分の時間なんてないに等しいだろうら今のうちに無理のない程度に出かけた。
趣味も没頭した。つわりがあった大掃除で出来なかったところの掃除をしてみたり。
重たいものも、持たないように家族が手伝ってくれた。

雑誌の写真で見るより、私のお腹は20週目のわりに小さい気がした。
人と比べても妊娠はそれぞれ。
お腹周りの肌荒れと、下着の締め付けはあったのでマタニティ用の下着を買いました。
マタニティ用品を選んでいた私は、幸せでした。

そして16週からこの20週で、胎動はポコポコから時折ボコ!も交えた元気ある千春の動きを毎日感じていました。
いま思うと

羊水がないから、私の場合はお腹が小さい?
羊水がないから、私の場合は初産なのに早めに感じた?

私は一昨日の金曜日の20週目の検診で、この日々を全て否定してしまう思いに襲われます。

千春は腎臓が腫れ上がってお腹が頭より大きくなって、長さ図るとお腹だけ異常値、あるべき羊水は千春のお腹で滞っていた。
それなのに、呑気にモーツァルトや好きなJ-POPを千春の聴覚の発達に合わせて聞いた日。
羊水というクッションはおしっことなって排出することは千春に出来なかった。
それなのに掃除なんかしてお腹を圧迫する体勢も取った。
出かけて歩き回った日もあった。
お腹もつんつんした。
全部千春にとっては苦しくて痛いことだと思う。
そんな中、悠長に音楽流されて、呑気な母親に千春はきっとつらさを訴えたかったと思う。